• 胃がだらんと下がった状態になる病気

    胃下垂とは、文字通り胃が垂れ下がった状態になる症状のことをいいます。

    胃下垂は別名「胃アトニー」と言われることもあり、通常であれば胃はおへそと肋骨のちょうど間のあたり、やや左側によった部分にあるはずの胃が、だらんと下がって骨盤近くにまで行くこともあります。

    胃下垂となった場合、なんとなく胃が重いといった不快症状が出たりしますが、それ以上に明らかに体型に変化が見られるところに特徴があります。

    特に女性の場合には垂れ下がった胃が下腹部近くをぽっこりとふくらませることもあるので「妊娠中ですか?」と尋ねられるようなこともあったりします。

    決して体系的に太っているわけでもないのにお腹まわりがぽっこりとしてしまっている場合などは胃下垂が考えられるので一度レントゲンなどでしっかりと位置の確認をしておいた方がいいかもしれません。

    胃下垂になりやすい人

    胃下垂が起こる最も大きな原因は、内臓を支える筋肉が弱くなってしまうことです。

    胃下垂が起こりやすい体型としては、身長が高く痩せ型の人があります。

    これはお腹まわりの筋肉と一緒に脂肪も少ないため、全体的に体内で重量のある内臓を支えづらいためです。

    ただ胃下垂は体型にかかわらず全人口の10~20%くらいは少なからず症状が見られるかなりメジャーな病気であるので、全ての人が自分の胃の位置に気を配っておく必要があると言えます。

    胃下垂はそれ自体が何らかの病気というよりも垂れ下がった状態のことを示すので、もし胃下垂であるとしてもただちに薬物療法ないしは手術をするというようなことはありません。

    しかし胃が正常な位置にないとどうしても慢性的な胃の不快症状が起きやすく、食物を適切に消化できないことでさまざまな健康への悪影響が見られるので早めに対処した方がよさそうです。

    胃下垂の検査と治療

    胃下垂の治し方ですが、まずはバリウムによる胃透視を行って胃の位置を確認して程度を確認します。

    胃下垂といっても程度はさまざまで、胃の上部は正常な位置にあるけど中間あたりが伸びて下部が少し通常よりも下側に来ているくらいという人もいれば、相当伸びて一番底の部分が骨盤に乗っかっているくらいになっている人もいます。

    胃下垂とバリウム検査で診断され、かつ日常生活に不調を感じるほどのものであるならまずは普段の食事の量を減らし、胃の負担を軽くしながら内臓筋肉を鍛えていくという地道な努力をしてきます。

    繰り返しますが胃下垂は胃潰瘍や胃炎のような病気ではなく状態のことなので、特に緊急な治療は必要はありません。

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