• 逆流性食道炎の手前の症状

    胃食道逆流症は通称「GERD」と呼ばれており、胃の内容物が口から降りてくるはずの食道を逆流して胸焼けや呑酸といった深いな症状を作り出すものです。

    食物の逆流というと「逆流性食道炎」ではないかと思うところですが、基本的な症状は同じでも逆流によって食道や胃の内部に粘膜に炎症や潰瘍ができたものを「逆流性食道炎」といい、逆流以外の病状が起こっていないものを「胃食道逆流症」として区別しています。

    言い換えるなら逆流性食道炎となる一歩手前までの、食物が逆流をするというだけの症状のことをさすのがGERDというわけです。

    もちろんですがこのGERDは放置しておくと症状がひどくなりそれまで健康であった食道や胃を悪くしてしまうこともありますので、逆流性食道炎になる前に適切な治療をしていく必要があります。

    逆流症状があると食後に胸焼けや呑酸が起こるほか、空腹時に胸のあたりが痛くなったり背中がだるくなるといったことが起こります。

    胃食道逆流症が疑われる症状

    実際に逆流性食道炎にまで症状が進行すると、痛みや胸焼けの程度が耐え切れないくらいになることもあり、場合によっては吐血症状などが起こり病院に搬送されるケースもあります。

    ですがまだ初期段階である胃食道逆流症のときには、そうした救急車を呼ぶほどの緊急の症状になることはありません。

    胃食道逆流症が疑われる自覚症状としては、まず食後に胸のあたりが苦しくなるような不快症状があることや、空腹時などに口の中が酸っぱく感じるといったことです。

    胃食道逆流症が起こりやすい人の傾向としては、男性40~60代くらいの肥満体型があてはまります。

    女性にも同じく症状が多く見られており、その場合には60代以降になって腰が曲がり胸部を圧迫する姿勢になってしまった人が増加する傾向にあります。

    最近ではそうした中高年~高齢者だけでなく若い女性にも胃食道逆流症の症状が見られることもあるので、年齢や体型がなりやすい人に当てはまっているかどうかだけで判断せず、自覚症状から病気の可能性を考えて早めの受診を心がけてください。

    胃食道逆流症の検査と治療

    逆流性食道炎にまで発展してしまった場合には、できてしまった胃と食道内部の炎症を治療しつつ逆流症状が起こらないように原因究明をしていきます。

    ですが胃食道逆流症の場合にはそうしたびらん・潰瘍といった症状はまだ起こっていないため、内視鏡検査で食道と胃の内部を詳細に見ても何ら異常は見つからないということがよくあります。

    そのため自覚症状で逆流があるという人には、「胃酸分布測定」という24時間体制での胃液の酸性検査を行っていきます。

    これにより逆流症状により胃と食道粘膜がどのくらいの時間胃酸にさらされているかをはかることができるので、今後起こる病気の可能性を知ることができます。

    胃酸が高いことがわかったら、薬などにより胃酸分泌をおさえたり、原因となっていることが考えられる生活習慣の改善をしていきます。

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