• 胃の内部にできる細胞異常増殖

    「ポリープ」という病名は比較的多くの場所で耳にします。

    よくニュースなどで人気歌手が「声帯ポリープ」で入院といった情報が聞かれたりしますが、ポリープはどこか特定の体の部位ではなく全身の多くの場所にできる細胞の異常となっています。

    「ポリープ」そのものは「息肉」や「茸腫」と呼ばれる粘膜の壁にある細胞に起こる異常のことです。

    見た目は粘膜に盛り上がりができたような感じで、根本から伸びて先端をふくらませるので茸のような形状になってしまっているものもあります。

    一度できてしまうと外科的に切除をしないと取り除くことができないので治療に時間がかかり、またくせになってできやすくなってしまうこともあるので術後にも十分注意をしていかなくてはいけません。

    胃の内部にできるポリープの場合、胃底腺と呼ばれる下部に集中してできる「胃底腺ポリープ」や、胃腺窩上皮にできる「過形成性ポリープ」といったものがあり、さらに胃がんになる可能性が高い「腺腫性ポリープ」とったものもあるなど非常に種類も多くなっています。

    ですので「胃ポリープ」といっても軽いもの・重いもの、危険性の低いもの・高いものと本当にさまざまなので一概に安心や危険を判断することはできません。

    胃ポリープができやすい人

    胃ポリープは特別に何らかの自覚症状があるわけではないので、定期検診などで内視鏡による胃内部検診をして突然「胃ポリープがあります」と言われてわかることが大半です。

    一般的な傾向ですが胃ポリープは30歳以上から特に罹患率が上昇し、さらに40歳を超えると大腸ポリープができる確率がぐっと高くなります。

    胃腸の粘膜は精神的なストレスの影響を大変多く受けるので、仕事などで毎日過剰なストレスを感じているという人はきちんと年一回程度は精密検査を受けてみることをおすすめします。

    中には全く自覚症状はないのに胃の内部に5mm以上もの大きさになるポリープがあったなんてこともあるので、もしがんになる可能性もある危険なものであったときには大変です。

    そしてもし検査によりポリープの存在がわかったら、早めに専門医にかかり切除など治療を受けるようにしましょう。

    胃ポリープの検査と治療

    胃ポリープの検査方法としては、やはり直接胃の内部を観察できる内視鏡が一般的です。

    内視鏡検査をするときに胃の内部組織の一部を採取し、生検をすることによりさらに詳しくポリープの形態や種類を調べることができます。

    胃ポリープの種類は目でみただけで危険性などを判断できにくいので、やはりしっかりと細胞組織から調べていかなくてはいけません。

    なお自覚症状がないとは言いましたが、ポリープができた場所が胃の出口付近に近い胃底腺ポリープの場合には胃酸成分が付着しやすくなるためそれが原因の上腹部痛や胸焼けになることもあります。

    ポリープの組織がわかったら外科的な切除手術を行います。

    切除が終わった後も定期的に経過観察をしていき、大きくなっていないかや他の部分にできていないかということを細かく調べていかなくてはいけません。

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