• 胃液が十二指腸にまで及んでしまう病気

    十二指腸潰瘍とは、胃のすぐ下にある十二指腸の部分にまで胃液が漏れてしまいそこで粘膜が損傷されて潰瘍の状態になってしまう病気のことです。

    胃潰瘍と十二指腸潰瘍の2つを合わせて「消化性潰瘍」と呼ぶこともあります。

    十二指腸潰瘍も胃潰瘍も胃液の分泌異常によって起こるものなので同じような病気に思われがちですが、実際に病気と診断される人の年齢層に大きな違いがあります。

    胃潰瘍は胃の消化力が弱まる中高年の世代に起こりやすいのに対し、十二指腸潰瘍は逆に消化力が活発な若い世代の人によく見られます。

    十二指腸潰瘍になりやすい人

    十二指腸潰瘍として病院を受診する人をみると、10~20代くらいの若い人が目立ちます。

    これは「過酸症」と呼ばれる分泌過多の状態によって引き起こされてしまうためです。

    過酸症とはふつう人の胃はものを食べた時に胃液が多く分泌され消化をしない空腹時にはそれほど分泌されない状態になるものですが、これが空腹になっても分泌量が変わらず胃の中が胃液で一杯になってしまう状態のことをいいます。

    この状態になると胃そのものよりもその下にある十二指腸に影響が出やすくなります。

    ただ実際の自覚症状となると胃潰瘍も十二指腸潰瘍もあまりかわらず、食後や空腹時の胸のむかつきやげっぷ、胸焼けといった感覚になって表れます。

    十二指腸潰瘍の検査と治療

    胃になんらかの不調症状がある人が病院を訪れると、まずはバリウムによる胃透視が行われます。

    既に吐血や血便といった症状が出ている人の場合には内視鏡を使って胃の内部を探る精密検査を行っていくことになります。

    胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因の一つとなるのがピロリ菌ぬいよる感染症なので、まずは潰瘍による傷を直してから除菌のための治療をしていくことになります。

    ただいピロリ菌は一度感染すると完全に追い払うことができにくいものでもあるので、できるだけ繁殖をおさえ自覚症状にならないレベルにまで活動をおさえていきます。

    十二指腸潰瘍を悪化させる原因となるのが喫煙・飲酒です。

    他にもコーヒーや激辛料理のような胃に負担をかけるものを日常的に摂取しているときも症状が悪化しがちになるので、そうしたものをひかえるのも治療の一環です。

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