• 慢性的な胃の病気

    胃炎症状のうち、突発的なものではなく日常的に胃の不調を感じるものを「慢性胃炎」として区別しています。

    慢性胃炎の主な症状としては、日常生活の中で常に胃の部分に不快感を感じるということをはじめに、食事をしたときもしくは空腹時に胃が痛くなったりもたれたりする感覚があるということがあります。

    他にもそれらが発展して食欲が全体的にわかなくなってしまったり、何も食べたりしたわけでもないのに突然吐き気がしたり鈍痛がしたりというようなこともあります。

    慢性胃炎の原因は大きく三つあり、まずピロリ菌が胃に入り込むことで起こる「組織学的胃炎」、次に内視鏡検査をしたときに内部にただれが見られる「内視鏡的胃炎」、最後に患者さん自身が何らかの不調を感じる「臨床的胃炎」となっています。

    これらは明確に区別ができるものとは限らないので三つをまとめて「慢性胃炎」として病名をつけることもあります。

    ただやはり細か検査を重ねていくことによりどうしてその症状が起こるのかということを探っていくことはできます。

    慢性胃炎になりやすい人

    慢性胃炎の場合、症状を自分自身で自覚しているかどうかが大きな分かれ目になります。

    慢性胃炎の中にはほとんど自覚症状のないものもありますが、大抵の場合は逆になんら胃の器官内部に異常は見られないのに患者さん本人は胃がなんとなくつらいという原因究明が難しいタイプの慢性胃炎となっています。

    検査で胃粘膜には何の異常も見つからないのに本人に自覚症状があるという慢性胃炎を「NUD(潰瘍のない消化不良)」と呼ぶこともあります。

    さてそうした原因のわかりづらい胃炎ですが、なりやすいタイプとしてはまず日常的にストレスを多く抱えていたり、喫煙、飲酒を過度に行う習慣がある人です。

    また加齢によって胃の力そのものが衰えてきたときにも似たような症状が起こります。

    生活習慣からくる胃炎の場合には精神的な部分もかなり関係してくるのでますます治療が難しく、単に薬物を投与しただけでは痛み止めくらいにしかならないということもあります。

    検査の結果は悪くないのになんとなく調子が悪いという人は、まず上記のような胃を自ら痛めつけるような行動を日頃からとっていないかを省みてください。

    慢性胃炎の検査と治療

    慢性胃炎の場合、急性胃炎と違って激しい痛みや吐血、下血などがないので「なんとなく調子が悪い」くらいにしか自覚していないため発見が遅れるケースもよくあります。

    実際に慢性胃炎と診断される人の場合、定期検診により内視鏡や胃透視(バリウム検査)を行って初めて指摘をされるということもよくあります。

    胃粘膜に何らかの異常が認められたときにはまずさらに詳しく内視鏡検査をして内部に傷がないかを調べてそこから胃炎の種類を見定めていきます。

    とはいえ慢性胃炎は完全に治療をすることが難しく、本人が具合が悪いと思っている以上はまだ治ってないというふうに言えます。

    そのため治療においては潰瘍や胃炎を直したあとに胃の粘膜を保護するための薬品を投与し続けていくことになります。

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