• 逆流性食道炎を最も誘発しやすくするのが胃の部分への過剰な負担です。
    人がものを食べた時には、口から喉の中にある食道を通り胃の中におさまります。
    胃はその食べたものを消化するために非常に消化力の強い胃液を分泌するのですが、特に消化しにくいものを食べたときなどにはなんとかしてそれを処理するために大量の胃液を出す働きをします。
    それが常に続くようになっていくと、その人の胃は常に強い胃液を大量に分泌するというような体質が出来上がってしまうので、空腹時などにも胃の中に胃液が分泌され続けてしまって胃の内部や食道を傷つけてしまうことになります。
    逆流性食道炎の患者さんはよく口の中が酸っぱくなるような感じを覚えるものですが、これはまさに胃液が胃の中だけにおさまりきらずに口腔内にまで登ってきているということを示しています。

    そんなつらい逆流性食道炎の症状を少しでも緩和していくためには、できるだけ胃に負担をかけにくい食生活をしていくことが大切です。
    逆流性食道炎で診療を受けるときには、必ずといってよいほど食生活の改善をアドバイスされます。
    食生活は人の生命や活動のもとになる大変に重要なものであるので、ちょっとした気遣いをするだけでも短期間にかなり体質を改善することが可能です。
    実際それまでなんとなくとっていたような悪い食生活をやめただけで、一気に病状が改善したというような例もたくさんあるのでたかが食事と侮ることなく本気で取り組んでいってもらいたいところです。

    そこで胃に負担をかけにくい食事とはどのようなものかということと、反対にどういう食事が胃に過剰な負担をかけるかということをいくつか具体的に紹介をしていきます。
    まず胃に負担をかけない消化しやすい食べ物についてですが、特にこれでなくてはいけないということはなく、柔らかくて適度な温度のものを腹八分目に食べるようにするというのが最もよい方法になります。
    その際できるだけ脂肪分の少なめのものを選ぶようにし、味付けも濃すぎることのないよう薄めにとどめておくことが大切です。
    胃に痛みを感じるほど弱っているときには、おかゆや豆腐、青菜のおひたし、白身魚といったものが最も負担なく食べることのできるものとなります。
    胃が痛いからといって全く何も食べずにいるとかえって胃液によって胃の内部が傷つくこともあるので、適度にお腹の中にものを入れるようにするのもポイントです。

    反対に胃に負担をかけやすい食品としては、肉の脂身部分など動物性脂肪が過剰なものや、激辛系や調味料・塩分たっぷりの刺激物などがあります。
    また熱すぎるものや冷たいものも毎日のように食べていると胃に負担が大きくかかってしまいます。
    コーヒーなどカフェインが多く含まれるものや、チョコレートなど糖分が多く含有されるものも胃を痛める原因になります。
    全く刺激のある食べ物を食べてはいけないということではありませんが、もし継続的に悪い食生活を送っているなら少しずつでもその習慣を改善する努力をしましょう。

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