• 逆流性食道炎はこれまで、40~60歳の肥満体型の男性や、60歳以降の女性が主にかかる症状というふうに言われてきました。

    ところがここ最近では逆流性食道炎として病院を訪れる人の中に若者が増えてきているということが報告されています。

    中年以降の世代におきる逆流性食道炎では、加齢によって胃と食道をつないでいる下部食道括約筋が弱まり胃液を胃の中でとどめておく力が弱まってしまうことにより起こります。

    これは肥満体型の人の方がより起こりやすいという傾向があることから、基礎代謝がおちて太りやすい体質になってしまった中年以降に発症するものとなっていたのです。

    しかし最近増えている若者層での逆流性食道炎では、決して肥満体型にあるわけでもない、まして年齢も非常に若い女性などが見られています。

    若者世代に起きる逆流性食道炎の場合、高齢期に起きるものとは若干違う原因によるものであるようです。

     

    若者世代におきる逆流性食道炎の主な原因は、食生活の乱れとパソコンなどデスクワークを長時間行うことによる胃の部分の圧迫です。

    作業をするときには画面を覗きこむ姿勢になるためどうしても体勢が前かがみになってしまうので、知らないうちに長時間胃の部分を圧迫する姿勢をとってしまいます。

    それに加えて消化によくないものを日常的に摂取したり、胃に刺激が残りやすい生活スタイルをしていると胃液の分泌量に異常が起きて結果的に逆流性食道炎の症状を生み出してしまうといいます。

    若者世代におきる逆流性食道炎の症状としては、胸焼け、胃酸の口内までの上昇による口の中の苦味、お腹がはる、ゲップが出やすくなる、声がおかしくなる(ガラガラ声になる)、その他食後のお腹や喉の部分の不調などがあります。

    このような症状がある人は逆流性食道炎が疑われるので、早めに医師の診断を受けるようにした方がよいでしょう。

     

    若者の逆流性食道炎の原因のもう一つの原因が、ピロリ菌という胃の中に常駐する最近の存在です。

    ピロリ菌は中年世代以降の人は多く保有しているようですが、最近の若者世代の保有率は低いものとなっています。

    ピロリ菌は本来なら胃がんや十二指腸潰瘍といった病気の原因になる菌なのですが、なぜかこれが胃の中にいると逆流性食道炎は起きにくくなるというふうにいわれています。

    それに加えて油っぽいものを日常的に摂取することによる胃への過剰な負担がますます逆流性食道炎の症状を促進する要因となっているといいます。

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