• 食道炎になりやすい人の特徴として、ついつい目の前の食べ物を食べ過ぎてしまう習慣のある人が挙げられます。
    特に脂肪分の多い食べ物を好んで食べたりタンパク質を多く含む食品ばかりを偏食していたりする人も同様です。
    その延長で肥満体質の人も食道裂孔ヘルニアや腹圧による消化器官の圧迫のために食道炎を発症しやすくなります。

    ですが食べ過ぎが体によくないことは十分に理解しているつもりでも、なかなか食事量を自分の気持ちだけでおさえるというのは難しいものです。
    そこでなぜ人は食べ過ぎをしてしまうのかということを、生物学的な観点から考えてみることにします。

    肥満という状態は野生動物には起こりません。
    なぜなら、野生の食物連鎖の中にいる動物たちは、肥満になってしまうことでより自分の捕食者に狙われやすくなってしまい、また体型的に餌を探すことが困難になってしまうためです。

    人に飼われているペットや家畜の場合にはそうした危険がないので、たまにまるまると太った肥満動物を見ることはあります。
    つまり人間が食べ過ぎをしてしまう一つめの理由としては、この自分を捕食する存在がいないということが挙げられます。

    次に、食べすぎをしてしまいがちな肉類やお菓子類ですが、食べ物に含まれる脂肪やショ糖は摂取をすると大脳報酬系を刺激するため、より高い満足感・幸福感を与えます。
    研究によるとこの幸福度はショ糖よりもさらに脂肪の方が高いと言われています。

    これは人の体を維持するために必要なエネルギーが脂肪により多く含まれているためで、舌中にある味蕾には脂肪酸レセプターという脂肪専用の旨味を感じる器官が備わっています。

    第三に、食事をするための時間が短くなってきているという問題があります。
    会社員の人など昼休みの食事時間が限られていたりする人は、その日何を食べたかもよくわからないほど手早く食事をすませます。
    また自宅でもテレビを見ながら、インターネットやゲームをしながらといったふうに食事をすることに意識を集中して食事をするということがなくなってきています。

    その結果咀嚼回数が減り、それが満腹感を出す司令の動きを遅らせることにつながっていきます。
    さらに生活習慣で付け加えれば夜遅くに食べる人ほど過食傾向が強いこともわかっており、「夜間接触症候群」として研究されているほど、夜の生活時間帯が長い人ほど食べ物の摂取に関わる自己管理ができにくい傾向にあるのだということです。

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