• 逆流性食道炎の症状として、胸焼けや胃痛といったものがよく発生しますがこれは胃潰瘍の自覚症状に大変よく似たものです。
    そのため自覚症状から内科を受診する患者さんの中には、自分は胃潰瘍ではないかと疑っているようなケースが散見されます。
    逆流性食道炎がさらに進行すると「バレット食道」という食道の粘膜が円柱上皮(胃粘膜の上皮)に置き換わってしまう状態を引き起こしてしまいます。
    これは食道がんのリスクをかなり大きく高める危険な症状であることから、現在医学会から注目を集めている症状です。
    一方胃潰瘍の場合も放置をしておくことで胃がんに発展してしまうことはよく知られていますから、逆流性食道炎にしても胃潰瘍にしても初期の自覚症状の段階からしっかりと医師の診断のもとの治療を受けておくことが必要になります。

    逆流性食道炎と胃潰瘍の自覚症状で共通しているのが、胃もたれ・げっぷ・胸焼け・背部痛といったものです。
    これに加えて胃潰瘍が進行したときには吐血や血便といった潰瘍部分で起きた出血が見られるようになってきます。
    逆流性食道炎の場合であっても食道部分に損傷が起きたりしたときには出血症状があることもあるので、もし出血があった場合には早めに内科を受診するようにしましょう。
    自覚症状だけで判断をする場合には逆流性食道炎と胃潰瘍は大変似通ったものであるので、外部の様子だけでどちらかを判断するのは難しいでしょう。
    なので受診をする場合もきちんと内視鏡などを用いた本格的なものにすることをおすすめします。

    逆流性食道炎の原因は脂っぽい食事や肥満により胃に大きな負担がかかってしまうことです。
    一方の胃潰瘍の場合には、過剰なストレスやアルコール摂取のしすぎなどにより起こることが大半となっています。
    よくストレスやプレッシャーがかかると「胃が痛い」と感じる人がいますが、胃潰瘍もそれとまったく同じしくみによって起こります。
    人はストレスを強く感じると胃粘膜の防御機構が急激に弱くなってしまうため、そこで胃の内部粘膜に炎症が起き潰瘍に発展してしまいます。
    ストレス以外にも、ピロリ菌への感染や非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を使用したときにも同様に免疫力が弱まるので胃潰瘍が起きてしまうこともあります。

    普段から胃に痛みや胸焼けを感じている人はタバコやアルコール、コーヒーといった刺激物を避けるようにし胃に負担をかけない食生活をしばらく行うようにしましょう。

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