• 食道炎の種類にはたくさんの原因や症状があります。
    普通食道炎にかかってしまうと、自覚症状としてものの飲み込みにくさや痛みなどを感じるものですが、症状によってはほとんど意識をすることなく進行していってしまうようなケースもあります。
    そのような無自覚の食道炎の場合には、人間ドッグや健康診断時のバリウム検査で偶然に発見されることが多くなっています。
    なので、できれば年に1回程度はきちんと定期的な検査を受けるような習慣をつけていってください。

    少しめずらしい食道炎の症状として、「食道憩室」というものがあります。
    食道憩室とは、喉部分に通っている食道の壁の一部がポケット状に膨らんでしまっている状態のことです。
    原因は食道の外側部分に炎症ができてしまうことで、食道外側の炎症が管の壁を外向きに引っ張っていってしまい、そのため管の一部の形が変わってしまうのです。
    このような外からの引っ張りによるものを「牽引型」の食道憩室といいます。
    また、そのような外的要因ではなく生まれつき食道のつくりが弱く食道内腔に圧力がかかることによって変形して外側に曲がってしまうことによって起こるケースもあります。
    食道憩室は自覚症状があまり出ない食道炎ですが、場合によってはのどのつっかえや痛みを感じるケースもあります。
    自覚症状がほとんどない食道憩室の場合には、経過を見つつ治療はしないで放置するという方法がよくとられています。

    また、反対に実際には食道に何らかの不調が起きているわけではないのに、のどの痛みやつかえを感じてしまうという場合もあります。
    それが「食道神経症」と呼ばれる症状です。
    食道神経症にかかると、実際には食道には傷がないのにものをのみこむときに「卵が詰まっているような」感じがするようになったりします。
    神経症の一種類として起こるものであり、食道逆流症(GERD)の症状として分類されることもあります。
    食道神経症では、食道部分ではなく自律神経や精神面での治療を行なっていきます。
    自律神経の乱れは生活習慣の不規則や、大きなストレスによって起こります。
    抑うつのような他の症状が起きたときに、その影響で起こってしまうケースもあるので、それら別の症状の治療中のときには一緒に食道部分の経過を観察していくことになります。
    症状はあるのに病気ではないといわれることにより、患者さんが余計に不安感を感じてしまい神経症が進んでしまうというケースもあるようです。

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