• 人の体にとって、食べたものを適切に消化し栄養分を吸収する働きは生命の維持に欠かせないものです。
    私達は毎日何気なく食事をしていますが、口に入った食べ物は食道を通って胃の中に運ばれ、
    消化をされてから小腸で栄養分を吸収されていきます。
    体内の働きは個人の意志によるものでなく、生まれながらに備わっているものです。
    普段意識することなく行われているこの体の循環プロセスは、
    何らかの要因によってバランスが崩れてしまうと体全体に大きな悪影響が及ぼされてしまいます。
    消化器系の病気といえば胃や腸の病気が目立ちますが、
    ここ最近非常に患者さんが増えてきているのが「食道」に関する病気です。
    食道とは口の中と胃をつなぐ管状の器官ですが、ここに不調が起こることで食べたものが逆流したり、
    胸焼けなどの不快感を覚えるようになってしまいます。

    食道はだいたい約20cm程度の長さとなっています。
    食べた物を通す管の内部には粘液や重炭酸塩が分泌されており、
    胃の直前にあたる最下部には「噴門」と呼ばれる下部食道括約筋があります。
    食道は上から下への一方通行で通っていくようにしくみが作られており、
    逆流防止機能がそなわっています。
    食道に関する病気のうち最も多いのが「食道炎」という食道部分の炎症ですが、
    食道炎にかかるとものを飲み込む時に痛みやつっかえ感が出るようになります。
    食道炎が進んで下部食道括約部の機能が阻害をされるようになると、
    胃の内部と食道がうまく仕切られなくなってしまうため、
    食道が胃液の逆流によって荒れたりただれたりして、
    食べたものが逆流しやすくなったり、ものを食べない時にも痛みを感じるようになってきます。

    食道に関する病気をざっと挙げていくと、食道炎・逆流性食道炎の他、食道裂孔ヘルニア、
    食道静脈瘤、良性腫瘍、食道アカラシア、カンジダ食道炎、食道がんなどがあります。
    しかし件数的にみると圧倒的多数となっているのは「逆流性食道炎」という症状です。
    食道に関する病気に共通しているのは、
    ものを飲み込むときにスムーズにいかずに痛みやつかえ感があることですが、
    逆流性食道炎となるとそれに胃液の逆流感が加わってくることが特徴となります。
    胃液は食物をドロドロに溶かすことができる非常に強力な消化液です。
    そのため放置をしておくことで炎症が進むと、
    潰瘍ができてしまったり食道に孔があいて出血を伴うようになったりします。

    参考サイト:食道炎とはどういう病気か(http://health.goo.ne.jp/medical/search/10G10200.html

    食物を運ぶ食道に関する病気は、毎日のおいしい食事の楽しみを奪い、
    生命や健康を維持するための必要な栄養分を摂取することを阻害してしまう重大な症状です。
    食事中や生活の中で、なにかおかしいぞという違和感を感じたら
    早めに専門の医師の診断を受けておくことをおすすめします。
    このサイトでは、怖い食道炎の症状について詳しく説明するとともに、
    どのような原因によって起こりやすくなってしまうかや、
    治療のためにはどのような方法があるかなどをまとめていきます。